ダダコワイ ― 2002-02-20
あれは私が幼気なきゃわいい幼稚園児だったころ、家にあった「生きもの百科」の蛾のページをなにげなくめくった時でした。そこで目に入ってきたのが、熱帯雨林の木々の幹をぐるりと囲んだオレンジ色のつぶつぶ。これでもかってほど鮮やかなオレンジ色のつぶが、ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ……。それを見た瞬間、即効でページを閉じて泣きました。そして一生熱帯雨林なぞ行かないと心に誓いました。
まあそれが蛾の卵だったんですけど、それ以来いまだにぶつぶつしたモノが駄目です。熱帯に生息する蛾の卵なんぞは見る機会がないのでいいのですが、かまきりの卵とか、治りかけのかさぶたとか、葉の裏に集まったてんとう虫の大群とか…(ああ、気持ち悪くなってきた)、とくに密集したものが駄目ですね。クッキーの缶に入っているエアーのプチプチもちょっと駄目です。
もう一つ「何故かわからんけどどうしても駄目」なのが、ダダです。
ダダです、と言われても何のこっちゃわからん人には申し訳ないんですが、「ああ、あのダダね」と頷く一部マニアックな方や私よりちょっと上の世代の方に向けて言わせて頂きたい。
ダダは、怖い。
ゼットンのように火の玉も吹かないし、ピット星人のようにエレキングも操らないし、シーボンズのように星になったり咆哮が実はスタッフの赤ちゃんの泣き声だったりもせず、ジェロニモのようにフサフサもしていない。けれど無性にダダが怖い。
あの、白と黒のまだらさ加減。あれが怖いんです。まるで捕まった宇宙人のような、どこを見ているかわからない黒抜きの目がとくに恐ろしいのです(※後で見たら目は黄色でした。↓は恐怖のあまり資料探しをしなかったためまったく別モノになってしまった。ショッカーじゃないよ)。
記憶に遠いダダ…
(参考)記憶に遠い捕まった宇宙人…
実はダダが何をしに地球にきたのかも覚えていないんですが(もしかしたら善良宇宙人だったかも)、もしもダダが集団で「チキュウヲクレ」なんて私に迫って来たら、さっさと地球を明け渡してケツまくって逃げ出すと思います。権限あるとかないとかもう関係なくのしをつけて。
※ダダはウルトラマンシリーズに登場する怪獣の名前です。
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