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あんときゃ私も若かった2008-12-13

 かがみのーなかのマリオネッ(フゥ! フゥ!)
 疲れてる絶対私疲れてる。
 ぜんっぜん関係ない話。

 今の若い人は活字を読まないって言うじゃない。いや誰が? って皆が。
 実際に私もそんなに読む方じゃないし、リアル知り合いに至っては、ファッション雑誌買って写真だけ見て見出しすら読まないしさー。ファッション誌の煽りコメントは下手なギャグ漫画より笑えるので読むべきだよ。
 んでも、活字離れが進む中で携帯小説は大人気って言うじゃない。いや誰が? って皆が。おもにテレビの中の皆が。
 んがしかし、ケータイショーセツなるものはお世辞にも活字とは言えない、少女コミックの吹き出しと擬音を抜き出しましたーってな代物が多いじゃない(たぶん)。だからこそ普段小説を読み慣れない層も読んでいるわけで、たとえ名作文学をデータ化にしたって、文字がズラーッと並んでいる時点で1スクロール分も読みゃしないわけですよ(きっと)。奴らは。きゃつらは。
 んかといって、活字離れをどーにかこーにかするためにわざわざ古典を若者言葉に直したり、映画の字幕を不必要に簡素にするのは、どーも擦り寄ってるようでいけ好かない。だいたい「小説を読むとっかかりに」なんつったって、読まない奴はそれ以上読みゃしないよ(ぜったい)。
 んでで、ふと思いついたんだけど、
『はじめはおバカさんな主人公が経験(ページ数)とともに叡智を身につけ、語彙も豊富になっていく一人称小説』
 というのはどうだろう? 主人公とともに読み手の読解力も上がって行く、ダブル成長物語。
 名付けてアルジャーノン式ケータイ小説として、誰かやってくんない? あれ、それじゃアルジャーノンでいいんじゃね?

(C) Nano Sasaki. 1999-2023