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DS>逆転裁判42007-04-13

 合間を見てちょいちょい進めてるのでまだ三話序盤。とりあえずここまでの感想をとりあえず軽くまとめとくですとりあえず。

※ネタバレにつき、これから始める方はちょー注意。

 いやー、おそらく萌え要員のはずの牙琉ブラザーズにまったく萌えません。ただ弟さんは思ったよりアホの子っぽいので、これはこれでアリかも。
 んでストーリー、まだ序盤で全然謎が解明していないので話の内容については触れませんが、今までの形式を踏襲すると思っていただけに一話の長さと展開にはべっくら。まあ確かに牙琉がいるとみぬきと組めないのでよく考えればご退場いただくしかないんですが、作者の思う通りにミスリードする天才こと私なのでまんまと驚かせていただきました。流石だなエろタン!みたいな。二話は巻き込まれ型とでもいいましょうか、主人公達を把握する前にあれよあれよと話が進んで、ちょっと置いてきぼり感があったかもしれないです。1の二話のような衝撃のオープニングからの巻き込まれ、てなわけでもないので余計に。ノってきたのは二話後半くらいからでしょうか。ナルホドくんのその後はすでに散々情報が出ていたので心構えが出来てましたが、何つうかこう、ある意味笑っちゃいました。四話以降が楽しみです。
 んでんで音楽は普通。一話の法廷途中でナルホド君のあの音楽が流れた時は思わずシビれた! 先着特典ヘッドホンのスポンジのガサガサ具合にもシビれた。
 んでもって好きゆえに一番キビしく見るキャラ絵の感想。DSLのクッキリした画面なら見栄えが違うんだと思いますが、ちょっと線が細い感じ。4担当の方は絵そのものは前任者二人よりも上手いんですけども、逆に癖やアク、インパクトが無くキャラデザ的には一歩劣るってな気がします。それと(蘇るでもエキセントリック過ぎると感想を述べたように)色物キャラや服装を色々頑張り過ぎてポイントがないっつうか。アクションがでかくてテンポ悪いのもマイナス。
 遠慮なく色々言っちゃいましたが終わるころには慣れてオドロキ萌え〜とか言ってるかもしれません。
 4/15 今さっき終わったので追記。反転部分以外でもネタバレが激しいのでちょーちょー注意ちょー注意。

 率直な感想は「は? もう終わり?」でした。ボリュームも内容も。うーーーーーーん。正直に言いますと「面白かった所もあったけど、ビミョー」でした。VSゴドーの3が色々ツッコミを残しながらも最高に盛り上がって綺麗に終わっただけに、何だか肩透かし。結局最初から最後まで(一話は置いといて)あまりのめり込めませんでした。私の期待が大きすぎたのかもしれませんが、二周目をやる気は起こりません。
 特にヒいたのは四話のアレ。説明書のラストを見た時点でイヤな予感はしてましたが、まさかここまでとは。なんだコレ。証拠品を叩き付け、犯人を打ちのめし、さあ判決の木槌! というテンポの爽快感を見事に奪ってくれました。裁判員制度を取り入れるアイデアが先にあったのか後付けだったのかは置いといて、せっかくノりかけた気持ちに思いっっっきり水をさされましたね。四話そのものの仕組みとしても、過去と現在で証拠品を引き継ぐのがルール違反とは言いませんけど(面白ければ良い派なので)あのパート自体が完っ全に浮いてた。ネタが明らかになった時でも、あれ程好きだったナルホドくんにお前パーカーに手ぇ突っ込んだまま何言ってんの?とまで思っちゃいましたもん。第一、こんなやり方じゃナルホド次第でいくらでも裁判員の印象操作出来るじゃんか。PRとしても失敗してると思う。今までのファンにしろ初逆裁の人にしろ、アレが良かったという人はほとんど居ないんじゃないでしょうか。
※あ、今知ったんですけど↑の取り入れは上層部の指示だったんだそうです。イメージキャラクターにあのおっさん持ってくる位だし、色々大人の事情があったんでしょう。その中で試行錯誤して頑張ったんだと思います。でも、次からは勘弁して下さい。マジで。

 しかしまー主役はナルホドくんでしたね完全に。4が初という方ならまた違ったかもしれませんが、ぶっちゃけて「ナルホド+真宵」と「オドロキ+みぬき」のキャラが同じ(ただし薄味)で一人称が変わっただけ(かわりにナルホドくんは妙にスカした人に…)なので、探偵パート(=オドロキくんが見えない)はほとんどナルホドを操作しているのと変わらないんですよね(キャタツのやり取りや、マニキュアの瓶のマークをすぱっと見抜く辺りはニヤリとさせられましたが)。みぬきもこれといった活躍ない上に、ぼうし君はしつこかったし。また依頼とオドロキくんとの繋がりもほぼなく、証人や検事と大したバトルも信頼関係もなく、場を用意したのも一番肝心な調査をしたのもナルホドで(仕方ないけど)、やけに存在感の薄い主人公でした。
 あーそだ、一昨日書き忘れてましたが、主人公が突然「オレの腕輪が〜」と言い出した時には悪い意味でビックリ。腕輪の存在や伏線が全く張られてない状況でいきなり来たので(最終的には語られるんですが、それも何だか唐突)、何だこの不思議ちゃんはと思ってしまいました。
 で、対決相手。牙琉弟はいっそスガスガしい程、ものの見事に見せ場なかったですねー。一昨日アホの子と書きましたが、終わってみればただの良い人でした。あ、コンサートではあったか。思い返せば「検事局きってのサラブレッド→毎年そんな人が出るよね(うろ覚え)」発言が妙に心に沁みる…。あと最後の犯人、これもかなりの薄味ですね。兄弟間の確執!暗い過去!主人公達との因縁!運命の出逢い! とか何とかシリアス展開が絶対来るだろう! ……と思ったら何もありませんでした。がっくり。二人とも今までなら二話あたりの前座程度の人かも。エンディングロールが流れるまで、絶対に五話があると思ってましたもん。みぬきの反応もやけにあっさりで、もうちょい何かあるだろうと。容量の問題? 次回解決編(だから買ってね)?
 ぶっちゃけ逆裁はキャラ(のやり取りを楽しむ)ゲーであるのに、シナリオ的にも絵的にもキャラが総じて薄かったのは残念です。
 ほとんど愚痴ばっかなのでいい部分も書こうかと思ったんですが……何だろな、タクシュー節っていいよね! とか?
 そんなこんなであやふやなまま終わった部分も多くというかそんな部分ばかりで、オドロキくんの過去も語られませんでしたし、四話のタイトル通り逆転裁判5への繋ぎだったと諦めて次回に期待です。これで終わりだったら泣くのは私だけではないでしょう。
 だったら綾里家は無理でもミッチー位出してくれてもいかったのに……。2-3キャラは出さない&塗氏のキャラでいきたいのはわかるんですけど、蘇る含めて1-3を超える魅力的な新キャラがいなかった。序盤でナルホドが「七年前の天才の死が云々」と言った時、ミッチー死亡フラグキターーーー! と思った私は馬鹿でした。みぬきの真面目顔はみちゃんに似ている、まさか! と思った私も馬鹿でした(これはわざとかな)。ナルホドが弁護士をやめた時、彼等は何してたんでしょう。いっそのことナルホド含めて一切出さなくても(会話で伝説としてほのめかす程度で)良かったのでは、というのはまあ今だからそう思うんでしょうね

(C) Nano Sasaki. 1999-2023