ヘッブシ! ― 2001-10-24
風邪を引いた時、鼻に異物が混入した時、花粉症の時、人はくしゃみする。
手元にあった三省堂国語辞典によると、
くしゃみ(名)
鼻の中がくすぐったくなり、大きな音をたてて急に息を吹き出すこと。
だそうだ。辞書のわりにものすごく簡単な説明のような気がするが、それは今は問題ではない。
このくしゃみ、辞書にもある通り、大抵は鼻孔から空気や鼻水が勢い良く押し出される時に「音」がともなう。年頃の女の子であれば「クシュンッ」と可愛くくしゃみしたいものである。私の知り合いにも、やたら可愛く「くちゅんっ(普段より1オクターブ上の声で)」という音のくしゃみをする人がいるが、お前それは嘘だろう。
彼女のくしゃみがわざとか否かは置いておくとして、さて私佐々木のくしゃみの音はと言えば、
「ヘブシッ」
である。お前は加藤茶か。と、言われてもしかたないようなえげつないくしゃみ音だ。年頃の乙女として似つかわしくないくしゃみ音である。だがしかし、くしゃみしたくもないのにわざとする時はともかく(だいいちそんなシチュエーションは滅多にない)、自然に鼻から出るくしゃみは、自分の力ではそうそう変えられるものではない。
ならば、実際に出るくしゃみ音を変えるのではなく、文字としての表現の仕方を少々変えてみてはどうか? 日本人が「コケコッコー」と表現するものをアメリカ人が「クックドゥードゥドゥー」と表現するくらいだから、多少文字を変えてみても構うものではない。と思う。
特に、どうも力強さや迫力を感じさせる濁点はいただけない。柔和さ、穏和さを表現するに相応しい半濁点をつけてみてはどうだろうか。
「ペプシッ」
コーラである。加藤茶が、一気に炭酸飲料の爽やかなイメージに変わったではないか。しかし、コーラは美味しいが体によくない。糖分をとりすぎる。糖尿病患者の方には受け入れられないかもしれない。全く関係ないが、数年前鳴り物入りで日本に登場した「ヴァージンコーラ」って何処へ行ったのだろう。
そこで、語感の似た全く別の単語を持ってくることにした。
「リキシッ」
漢字にすれば
「力士ッ」
だ。かっこいい、強そう、ちゃんこ鍋。えげつなさが見事に消されているではないか。しかも栄養満点である。
だがまだ問題があった。力士に「デブ」という乙女として耐え難いイメージがあるということだ。くしゃみをして「佐々木さんってデブっぽいくしゃみするよね」などと言われた日には、私は泣く泣くリストカットしお父さんお母さん先立つ不幸をお許し下さい、私は力士の重圧には耐えられませんでしたさよーならと、若い命を散らせてしまうかもしれない。それだけは避けねばならない。
では、何と表現すれがよいのだろうか? 悩みあぐねたその時、私の脳裏に一つの言葉が浮かび上がった。
「えぐちっ」
えぐち。これまさしく江口洋介である! 「一つ屋根の下」では明るく家族愛に溢れる長男役を演じ、「救急救命24時」ではクールな天才医師の役柄を演じた、二枚目俳優である。これしかない。たまに「えなりっ」とでも言って、ウケを狙ってみるのも悪くはない。
私のくしゃみ音は「江口っ」で決定である。
……と、そんなことを一晩中考えていた、初秋の一日。日記系サイト運営は、精神衛生上よろしくないと思った。
しかもきちんとカッターと定規を使った痕跡が ― 2001-10-26
先日ブックオフに寄った時も、目当ての漫画が見つからなかったので、ブラブラと立ち読みをした後、100円コーナで漫画を数冊まとめ買いしました。
100円ですから、多少の汚れは仕方ありません。少々ページが黄ばんでいても、コーヒーのシミが残っていても、ページの端が折れていても、カバーを外したら落書きがあっても(しかもそれが油性マジックでかかれていても)、それでこその安さです。それは承知のうえでの100円です。
だがしかし。 こりゃ(↓)ねーだろ!
これじゃ何の漫画かわからないじゃないかよう!(マサルです)
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