レイズ（※当時のサイト名です）の謎に迫る ― 2000-07-11
今日は、『レイズ』のネーミングの謎について検証したいと思う。
まず、レイズを語るにはレイズの意味を知らなくてはならない。いや、レイズの意味こそが今回の研究テーマであるのだ。問題とは突き詰めればシンプルである。
そこで私達は手始めに、手元にある辞書で「レイズ」と引いてみた。しかし、何たることだ。レイズという単語はどこの辞書にも載っていないではないか。我々は落胆した。
だが、一人の研究所員がレイズとは、「Lei's」ではないかと言い出した。成る程、我々の研究対象であるレイズトップページにもしっかりと「Lei's」と表記されているではないか。何というケアレスミス。英語の事は英和辞書である。早速、我々は英和辞書で「Lei's」と引こうとしたところ、「Lei's」とは「Lei」と「's」に分けられることに気が付いた。新たなる発見である。にわかに色めきだった研究チームは、まずLeiの意味について調べることにした。その結果、「Lei」とは「花の首飾り」であるという事実を突き詰めた。
「花の首飾り」というこの言葉、我々の何人かは耳に覚えがある。そこでレイズ内のページを検証したところ、このレイズの副タイトルに、「花の首飾りで喉元締め上げろ！」というものがあることがわかった。花の首飾りで喉元締め上げろ！…何とも不可思議な言葉である。この言葉について三日三晩寝ずに調査し、その間一人の研究所員が過労のため倒れた。そんな疲労困憊の中、我々はこの言葉に含められた意味を、『花の首飾りという美しいもの、つまり「陽・善」をもつもので首を締め上げる、すなわち「陰・悪」を行うこと、これすなわち相反する陰陽を合わせ持つ人間の脆い側面、多面性、陽から陰を導き出すアンチテーゼ』ではないか、という結論に達した。
何という深いテーマであろうか。人間の命題である。我々は、これ程までに奥深くまで練り込まれたこのレイズという言葉と、この言葉を生み出した「佐々木なの」なる人物に敬意の念と惜しみない拍手を送ることにした。
いや、まだこの研究が終わったわけではない。「's」である。何時間もの討論の結果、これも同じく辞書を引こうということになった。不甲斐ないが、今の我々には先人の知恵に頼るしか道がない。辞書によれば、「's」とは「所有格、所有代名詞」であることが分かった。所有とは、「自分のものとして持つ」という事である。
「首の花飾り」を「自分のものとして持つ」…!? これは、暗に「人間の陰と陽、善と悪」を自分自身が持ち続ける、ということを示しているのではないか？ まさに「佐々木なの」氏は、自分自身の人間臭さ、二面性を自分の中にあることを認め、それこそが自然体であるのだと、我々に名言しているのである。このたった三文字、アルファベットにして四文字の言葉に、これ程までに壮大且つ哲学的な意味が隠されていようとは！ もはや、研究所員の中で涙しない者はいなかった。
ここまでの研究結果を原稿用紙100枚超にわたるレポートにまとめ、我々は自信を持って佐々木なの氏に提出した。これまでの経緯で、我々の中には佐々木氏に向かい敬礼をする者まで現れた。無理もない話である。
佐々木なの氏談
「へ？陰と陽？ は？人間？ 何それ。あぁLei'sの意味？
んーと、サイト作る時にたまたまその辺にあった洋服のブランド名がさ、Lei'sだったの。
で、それでいーや、って。
んだから、もしその時の服が『MaxMara』だったらマラ！ってか！ ゲラゲラ」
その日の午後、我々チームは解散した。私は正直言って、震える拳を隠せなかった。その後、佐々木氏が夜道で何者かに襲われたという事実は、我々の知るところではない。
〜以上、『Lei'sの検証』にまつわる我々の研究を終了し、以後一切の追跡調査を凍結する。
まず、レイズを語るにはレイズの意味を知らなくてはならない。いや、レイズの意味こそが今回の研究テーマであるのだ。問題とは突き詰めればシンプルである。
そこで私達は手始めに、手元にある辞書で「レイズ」と引いてみた。しかし、何たることだ。レイズという単語はどこの辞書にも載っていないではないか。我々は落胆した。
だが、一人の研究所員がレイズとは、「Lei's」ではないかと言い出した。成る程、我々の研究対象であるレイズトップページにもしっかりと「Lei's」と表記されているではないか。何というケアレスミス。英語の事は英和辞書である。早速、我々は英和辞書で「Lei's」と引こうとしたところ、「Lei's」とは「Lei」と「's」に分けられることに気が付いた。新たなる発見である。にわかに色めきだった研究チームは、まずLeiの意味について調べることにした。その結果、「Lei」とは「花の首飾り」であるという事実を突き詰めた。
「花の首飾り」というこの言葉、我々の何人かは耳に覚えがある。そこでレイズ内のページを検証したところ、このレイズの副タイトルに、「花の首飾りで喉元締め上げろ！」というものがあることがわかった。花の首飾りで喉元締め上げろ！…何とも不可思議な言葉である。この言葉について三日三晩寝ずに調査し、その間一人の研究所員が過労のため倒れた。そんな疲労困憊の中、我々はこの言葉に含められた意味を、『花の首飾りという美しいもの、つまり「陽・善」をもつもので首を締め上げる、すなわち「陰・悪」を行うこと、これすなわち相反する陰陽を合わせ持つ人間の脆い側面、多面性、陽から陰を導き出すアンチテーゼ』ではないか、という結論に達した。
何という深いテーマであろうか。人間の命題である。我々は、これ程までに奥深くまで練り込まれたこのレイズという言葉と、この言葉を生み出した「佐々木なの」なる人物に敬意の念と惜しみない拍手を送ることにした。
いや、まだこの研究が終わったわけではない。「's」である。何時間もの討論の結果、これも同じく辞書を引こうということになった。不甲斐ないが、今の我々には先人の知恵に頼るしか道がない。辞書によれば、「's」とは「所有格、所有代名詞」であることが分かった。所有とは、「自分のものとして持つ」という事である。
「首の花飾り」を「自分のものとして持つ」…!? これは、暗に「人間の陰と陽、善と悪」を自分自身が持ち続ける、ということを示しているのではないか？ まさに「佐々木なの」氏は、自分自身の人間臭さ、二面性を自分の中にあることを認め、それこそが自然体であるのだと、我々に名言しているのである。このたった三文字、アルファベットにして四文字の言葉に、これ程までに壮大且つ哲学的な意味が隠されていようとは！ もはや、研究所員の中で涙しない者はいなかった。
ここまでの研究結果を原稿用紙100枚超にわたるレポートにまとめ、我々は自信を持って佐々木なの氏に提出した。これまでの経緯で、我々の中には佐々木氏に向かい敬礼をする者まで現れた。無理もない話である。
佐々木なの氏談
「へ？陰と陽？ は？人間？ 何それ。あぁLei'sの意味？
んーと、サイト作る時にたまたまその辺にあった洋服のブランド名がさ、Lei'sだったの。
で、それでいーや、って。
んだから、もしその時の服が『MaxMara』だったらマラ！ってか！ ゲラゲラ」
その日の午後、我々チームは解散した。私は正直言って、震える拳を隠せなかった。その後、佐々木氏が夜道で何者かに襲われたという事実は、我々の知るところではない。
〜以上、『Lei'sの検証』にまつわる我々の研究を終了し、以後一切の追跡調査を凍結する。
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